土木学会論文集
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曲げを受ける鉄筋コンクリートはりのひび割れ間隔の算定方法に関する研究
来海 豊
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1993 年 1993 巻 478 号 p. 31-40

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抄録
ひび割れ間のコンクリートに発生する最大引張応力を二つの引張応力が重ね合わされたものであると仮定し, 曲げを受ける鉄筋コンクリートはりのひび割れ間隔の算定方法を新たに提案した. その一つは, 一軸引張部材モデルに基づく引張応力である. もう一つは, コンクリートに作用する圧縮合力が偏心していることによってはりの引張縁に発生する引張応力である. 提案する方法によると, 広範囲な鉄筋コンクリートはりのひび割れ間隔を, 比較的精度よく推定できる.
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© 社団法人 土木学会
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