1994 年 1994 巻 495 号 p. 63-72
本研究は, 主としてT型ラーメン構造を対象として, 古典的なはり理論, Timoshenko 理論および Levinson 理論の3理論を取り上げて, 柱部の軸慣性を考慮する場合と考慮しない場合に対する固有振動数とモード形を transfer matrix 法で求め, 動的応答解析を試みたものである. また, 多くの数値例を通して transfer matrix を用いる手法の実用性および有用性について考察し, 多径間問題への適用性について検討したものである.