土木学会論文集
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循環自己造粒・生物膜プロセスにおけるグラニュール化特性
稲森 悠平孔 海南中西 弘須藤 隆一
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1994 年 1994 巻 503 号 p. 139-147

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抄録
本プロセスにおける自己造粒化は, 100μm位になるまでは単独に生長し, その後これらの小さなグラニュールが数十個程度粘着することにより, UASBプロセスのグラニュールより大きな平均粒径にまで生長することがわかった. TOC除去率は約97%, T-N除去率は約70%程度の処理性能が得られた. スタートアップ後処理性能が安定するまでの所要期間はUASBプロセスより長くなるが, 種グラニュールを接種することにより, 短縮できることが確認された.
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© 社団法人 土木学会
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