土木学会論文集
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流域スケールの風の場の計算法に関する研究
山田 正日比野 忠史中津川 誠
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1994 年 1994 巻 503 号 p. 49-58

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抄録

エクマン境界層を考慮した流域地形の効果を受ける風の場の計算モデルを提案した. ここで扱っている風の場は, 内部フルード数が臨界値を越える射流の場合である. モデルの妥当性は, Potential flow モデル, Kao モデル及びMASCONモデルによる計算結果の比較で行っている. さらに本モデルを2つの実流域に適用し, 地形効果の検討及びドップラーレーダによる観測値との比較を行っている. これらの結果, 本論文で提案するモデルは, コリオリ効果, 粘性効果及び地形効果を適切に表現していることがわかった.

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