土木学会論文集
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変動振幅荷重を受ける鋼部材の疲労寿命評価方法の提案
森 猛林 暢彦
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1996 年 1996 巻 537 号 p. 107-117

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抄録
疲労損傷が進行するにしたがってそれに寄与する応力範囲の限界値も低下することを考慮した変動振幅応力下の疲労寿命評価方法を提案している. この限界値の変化について検討するために, いくつかの代表的な形式の溶接継手を対象として, 様々な応力範囲頻度分布形状の変動振幅応力下で疲労亀裂進展解析を行なっている. そして, 限界値の変化は継手の一定振幅応力下の疲労強度に依存することを示している. さらに, 提案方法による寿命推定値を, 従来の方法による寿命推定値, 疲労亀裂進展解析結果および Melhem らの実験結果と比較している.
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© 社団法人 土木学会
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