土木学会論文集
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ソイルセメントグラウトの適用性に関する実験的研究
貝沼 憲男安田 登神藤 健一小熊 登
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2000 年 2000 巻 644 号 p. 149-159

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抄録
岩盤を対象とした止水工事の一種であるグラウチング工事の合理的かつ経済的な方法の確立が必要となっている. そこで, 我々はセメントにダム建設地点近傍に分布する自然発生材である土質材料 (細粒分の多いロームや粘土) を添加したグラウト (以下ソイルセメントグラウトと呼ぶ) を利用し, セメントの一部置換によるコスト削減と, 土質材料を使用することによるブリーディング防止や浸透性向上等のグラウトの品質向上とを目標に一連の研究を行った.
そのうち本論文は, 室内実験から提案したソイルセメントグラウトの配合・計画方法を実際の岩盤を対象に適用し現場注入実験を行い, その有効性を検証したものである.
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