土木学会論文集
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斜張橋主桁の終局挙動, 強度特性の解明と安定照査に関する一考察
長井 正嗣謝 旭山口 宏樹野上 邦栄新井田 勇二
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2000 年 2000 巻 647 号 p. 253-265

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抄録
本研究では, スパン600mの斜張橋を対象に, 弾塑性有限変位解析を用い, 桁高, 材質, 塔位置のケーブル吊間隔, 中央径間と側径間のスパン比が終局挙動や強度に与える影響を明らかにするとともに, 安定照査を不要とできる最小桁高選定に関する設計資料を提供している. 検討結果から, スパン600m程度までのマルチケーブルタイプ斜張橋であれば, 材質に関係なく桁高として2m以上を選べば全体の座屈安定性に関する照査は不要とできる可能性を示す.
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© 社団法人 土木学会
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