抄録
本研究の目的は, トンネル掘進機T. B. M. 用ディスクカッタの内, 掘削面盤中央部分に配置されるセンターカッタの掘削能力を他のインナーカッタと比較して一段と向上させるためにビット先端形状を三角形とし, 定常掘削に要する比エネルギーを最小ならしめる最適なビット斜角βを見い出すことである. ここでは, モルタル供試体を対象として種々の掘削半径で掘削深さを一定とした室内定常掘削実験を行い, さらに掘削能力判定のためのシミュレーション解析による理論的考察を加えた. その結果, 掘削土量は, いずれの掘削半径に対しても|β|の増加とともに増大すること, さらに, 定常掘削に要する比エネルギーは, β=0rad において最小値を有することが判明した.