土木学会論文集
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塩害を受けた既設構造物の劣化予測に関する研究
松島 学中川 貴之堤 知明
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2001 年 2001 巻 679 号 p. 93-100

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抄録
近年, コンクリート構造物の劣化が問題となってきている. 特に, 港湾構造物などの塩害の影響を受けやすい地域での劣化が問題となっている. そのため, 現在使用している構造物があと何年供用できるかという寿命予測の方法や, 構造物の劣化を遅らせるための補修方法・材料の研究がさかんに行われるようになってきた.
本研究は, コンクリート構造部材の劣化モデル及び予測モデルの構築を行うために, 塩害劣化した既設コンクリート構造物の調査を行った. はじめに外観調査を行い, ひび割れ幅等の調査を行い, その後, かぶりコンクリート部をはつり, 鉄筋の腐食減量の調査を行った. 調査後, 得られたデータから信頼性理論に基づき各因子のばらつきを考慮した耐力予測手法を開発し, 鉄筋の腐食速度の推定, および腐食したRC部材の耐荷力評価を行った.
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© 社団法人 土木学会
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