土木学会論文集
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高強度域を考慮した乾燥収縮ひずみおよびクリープ予測式の提案
阪田 憲次椿龍 哉井上 正一綾野 克紀
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2001 年 2001 巻 690 号 p. 1-19

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抄録

コンクリート構造物の高性能化により, ハイパフォーマンスコンクリートの使用や構造解析精度の向上に対する関心がますます高まってきている. それに伴い, 高強度域まで適用可能なコンクリートの時間依存性ひずみ予測式の確立が強く望まれている.
本研究では, 各国のデータバンクに収められている乾燥収縮ひずみおよびクリープの実験データを中心に用い, 現在までに提案されている代表的な予測式の適合性の検証を行うとともに, コンクリートの強度がクリープおよび乾燥収縮ひずみに及ぼす影響を明らかにし, 普通強度から高強度域までのコンクリートにも適用可能な乾燥収縮ひずみ・クリープ予測式の提案を行った.

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