動的ロードセルの固有振動数計算法に関する一考察
2002 年 2002 巻 700 号 p. 201-206
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2002 年 2002 巻 700 号 p. 201-206
ロードセルの動的応答特性は, ロードセルの載荷部を質点 (m), 受感部をバネとおいた, m-kモデルで検討され, 固有振動数に近づくと, 出力値が非常に大きくなると言われている. 今回, ロードセルの周波数特性について, 円筒受感形のロードセルを参考にした供試ロードセルを用いた打撃試験と重複反射理論を適用したシミュレーションにより検討し, 一次遅れ系モデルで表現できることを明らかにした. この結果, ロードセルの周波数特性は, 従来の常識とは逆で, 入力周波数が固有振動数に近づくと, 出力値が小さくなることを明らかにした.
