2015 年 71 巻 2 号 p. II_50-II_57
社会基盤施設の3次元モデルと密接な関連を有する地形は,施設と地形の密接な関連を考慮した上で,3次元での取得と利用の促進が必要である.地形データはLPやMMSにより3次元で積極的に取得されているが,業務段階を跨って十分に活用されているとは言い難く,3次元を対象としたモデルの表記方法が定義されていない.そこで,本研究では,3次元地形モデルの表記の標準として,描き方とビューのガイドラインと位置づける「3次元地形描画ガイドライン」を提案する.本ガイドラインでは,現況地形を対象として,LP,MMS,地上設置型レーザスキャナおよびUAV搭載カメラの計測機器を用いて取得および作成した点群データを対象に,それを3次元CADソフトに表示するためのルールを検討した.