抄録
現在,我が国は超高齢化社会を迎えつつあり,高齢者等の移動には歩道空間の移動円滑化が急務の課題である。この課題解決には,歩行支援に情報端末を用いるなどの技術検討がされており,歩道空間の3次元データベース化は必要不可欠である.そこで本研究では,歩道を歩行しながらデータ取得を行う手押し台車型MMS(Mobile Mapping System:移動計測車両測量システム)を用いて歩行区間の3次元データ取得を試行する.この取得データは従来の車両型MMSよりデータ量は粗いものの簡易な計測が想定される.しかし,この基本的な性能について詳細に実証した例は少ない.そのため計測精度などについて検証を行うとともに,移動円滑化に関して視覚障害者誘導用ブロックの検出を行い,今後のデータベース化について考察する.