2015 年 71 巻 2 号 p. I_204-I_211
国土交通省では,平成24年度からCIMモデル事業を実施しており,設計や施工の中でCIMの効果が確認されている.社会資本の老朽化に伴い今後増加が見込まれる維持管理においても,CIMの利用が期待されている.本研究では,維持管理段階でCIMを活用するために必要な3次元モデルの作成方法と属性情報について検討を行った.3次元モデルの詳細度を部材単位や活用場面とセットで定義することで,効率的かつ維持管理段階で利用しやすい3次元モデルの作成方法を提案した.