抄録
土木計画分野においては,遺伝的アルゴリズム(GA)は離散的最適化問題の解法として認識され,既に多くの適用研究が蓄積されている.本研究の目的は,土木計画分野におけるGAの適用研究の今後の方向性を検討することにある.そのために,現状のGAの適用状況と最適化アルゴリズムとしての課題を整理し,計算工学分野における応用分野を踏まえた上で,適応学習アルゴリズムとして戦略ゲーム型GAを提案する.ケーススタディから,適応学習アルゴリズム,また動学的相互作用系に対する思考実験装置としてのGAの今後の可能性について検討する.