日本臨床免疫学会会誌
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Protein Aプラーク法によるリゾチーム分泌単球の検出法
日野田 裕治藤田 英雄谷内 昭
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1981 年 4 巻 3 号 p. 149-152

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抄録

カニンガムチェンバーを用いたprotein Aプラーク法によってリゾチーム分泌単球の検出を試み以下の結果を得た.
1. 出現プラーク数は抗リゾチーム血清および補体の至適濃度において, incubation時間3時間でプラトーに達した.
2. これらの条件下にConray-Ficoll法で分画される末梢血単核細胞の18.4±8.0%がプラークを形成し,従来のアガロース法に比較して著明な検出感度の改善を認めた.
3. 単核細胞から付着性細胞を除去することにより出現プラーク数は著明に減少し,プラークが単球に由来するものであることが確認された.

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