日本臨床免疫学会会誌
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抗ribonucleoprotein (RNP)抗体の免疫グロブリンクラスの測定と臨床的意義
中野 啓一郎谷本 潔昭諸井 泰興宮本 昭正
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1986 年 9 巻 2 号 p. 112-118

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抄録
抗nuclear ribonucleoprotein (nRNP)抗体は,混合性結合組織病(mixed connective tissue disease, MCTD)において,血清中にきわめて高値で検出されるいわゆるマーカー(標識)抗体の1つであるが1),全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus, SLE)やSjögren症候群などのいわゆる膠原病(collagen disease)でもしばしば検出されることが知られている2).従来,抗nRNP抗体は,疾患活動性と必ずしも平行せず,治療による影響を受けることは少ないと考えられていたが,著者らは,一部の症例で比較的大量のステロイド療法により,血清中の抗nRNP抗体価が変動することを明らかにしてきた3).今回,われわれは,膠原病における抗nRNP抗体を免疫グロブリンクラス別に測定することにより,より一層抗nRNP抗体の臨床的意義を明らかにするために,本研究を行った.
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