臨床薬理
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非ステロイド性抗炎症剤の点鼻治療法の試み
大山 勝古田 茂上野 員義徳持 史紀木村 聖子鮫島 昭悟
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1995 年 26 巻 1 号 p. 157-158

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抄録
前臨床試験
1) PPF点鼻液はラット急性鼻炎粘膜での血管透過性を濃度依存的に抑制した。
2) 0, 5~1.0%が至適濃度。
3) 鼻粘膜の局所傷害性は低い。
4) 薬剤の局所、血中移行、排泄は良好
臨床第一相試験
1) 健康成人男子でのPPF0.5%、1.0%点鼻液単回および反復投与試験で臨床上問題なし
2) PPFのプラズマ中未変化体濃度は経口投与時の1/100以下、12時間で測定限界以下
3) 薬剤の蓄積性なし
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© 日本臨床薬理学会
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