比較眼科研究
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原著
実験用カニクイザルの眼底像―0日齢より19歳齢にいたる各齢での所見―
鈴木 通弘成田 勇人長 文昭本庄 重男
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1983 年 2 巻 p. 21-25

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抄録

0日齢,14日齢,3カ月齢,1歳齢,3歳齢,7歳齢,15歳齢,19歳齢の健康なカニクイザル211頭について眼底像を観察し,各齢における像の差を明らかにし得た。各齢の代表的な像をFig. 1~8に示した。すなわち,眼底網膜の色調は0日齢,14日齢では淡紅色,3カ月齢,1歳齢では灰青色から緑青色を呈し,挿入光線反射能も高い傾向を示した。7歳齢以上では褐色に変化し,反射能も次第に低下した。円板の色調は0日齢,14日齢では淡紅色であり,3カ月齢より橙色となった。全例で生理的陥凹はみられなかった。網膜動・静脈血管は,前者が淡紅色,後者が暗紅色を示した。黄斑部は0日齢で判別やや困難であるが,14日齢以後は周囲に比し暗調となり識別容易で,さらに1歳齢からは中心窩も明瞭に観察された。0日齢,14日齢において硝子体動脈の遺残が認められた。

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