魚病研究
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噴霧ワクチン――魚類免疫の一方法
R.W. GOULDP.J. O'LEARYR.L. GARRISONJ.S. ROHOVECJ.L. FRYER
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1978 年 13 巻 1 号 p. 63-68

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抄録
 魚類を免疫する経済的かつ効果的なワクチン投与法として0~7.0 kg/cm2圧力の液体噴霧器を用いる方法が開発された。Vibrio anguillarumのホルマリン死菌で作られたバクテリンをギンザケ(Oncorhynchus kisutch)とニジマス(Salmo gairdneri)に噴霧したところ,抗原性および免疫原性が認められた。噴霧ワクチン(spray vaccination)と呼ばれるこの技法は病原菌Vibrio anguillarumに対して経ロワクチン(oral vaccination)より高い水準の免疫を賦与することができることが判明した。
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© 日本魚病学会
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