魚病研究
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ヤマメのせっそう病に対するチョウモドキの寄生の影響の検討
志村 茂井上 潔工藤 真弘江草 周三
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1983 年 18 巻 1 号 p. 37-40

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抄録

 1) ヤマメを供試魚として,せっそう病の発症およびそれによる斃死に関するチョウモドキの寄生の影響を,感染実験(菌浴法)を行なって調べた。2) チョウモドキ寄生区での斃死率は非寄生区のそれよりも明らかに高かった。3) せっそう病患部と寄生部位との相関関係は特に認められなかった。4) 斃死魚1尾あたりのせっそう病患部の面積は,寄生区の斃死魚の方が著しく大きかった。

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© 日本魚病学会
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