魚病研究
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ウナギに筋肉内接種したEdwardsiella tarda抗原の組織内分布
河原 栄二郎Fulvio SALATI野村 節三楠田 理一
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1990 年 25 巻 4 号 p. 213-216

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抄録
 ウナギに筋肉内接種したE.tarda粗リポ多糖およびホルマリン不活性化菌体(FKC)の組織内分布を蛍光抗体法で調べた。粗リポ多糖は30-60分後には肝臓, 腎臓および脾臓に, 3-6時間後には心臓および腎臓で認められたが, 12時間後にはすべての組織で認められなくなった。FKCは30-60分後には鰓, 胃, 腸, 肝臓および腎臓に, 3-6時間後には腸, 心臓, 肝臓, 腎臓および脾臓に, 12時間後には腎臓だけに認められた。粗リポ多糖およびFKC接種区とも抗原を取り込んだ細胞は主に肝臓で観察された。
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© 日本魚病学会
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