魚病研究
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ブリ由来のβ型溶血性Streptococcus sp.の産生する溶血毒素の2, 3の性状
河原 栄二郎佐古 浩野村 節三楠田 理一
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1991 年 26 巻 4 号 p. 177-181

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抄録
 本菌の産生する溶血毒素の2,3の性状について, 培養上清を用いて検討した。溶血毒性の反応至適温度およびpHはそれぞれ37℃および5.5~6.0と考えられた。溶血活性はパパインおよびサブチリシン処理によって失活したが, ペプシンおよびβ-アミラーゼ処理の影響を受けなかった。溶血毒素に対する各種動物赤血球の感受性を調べたところ, ヒツジで高く, ウサギ, エイゾイワナおよびニジマスで低かった。
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© 日本魚病学会
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