抄録
ホタルイカ塩水熱抽出物(FSE)及びその脱塩物(DFSE)がニジマス血中食細胞の respiratory burst 活性(RB), potential killing 活性(PK)及び頭腎リンパ球の活性(LP)に与える影響を in vitro で比較したところ, DFSE は FSE よりそれらの活性を促進した. DFSE の濃度を変えて, 頭腎マクロファージの NBT 還元能, RB, PK 及び LP に及ぼす影響を調べたところ, 原液から8倍希釈濃度の範囲で, 全ての項目の活性は対照より有意(p<0.05)に高かった.