抄録
オヒョウ頭腎を異なる濃度のイーストグルカンと Photobacterium damsela の O 抗原とともに培養し, 白血球の respiratory burst と貧食活性を測定した。グルカン(10, 50, 200μg/ml) と O 抗原 (100μg/ml) の投与によって免疫活性は上昇したが, グルカンの濃度が高い(200μg/ml) と O 抗原投与の有無にかかわらず, 低い濃度に比べて活性は低下する傾向があった。グルカン単独投与では50μg/mlの時, 最も活性が高かったが, 10μg/mlでも十分な効果が認められた。