抄録
4種類の塩溶液における A. hydrophila の生存性を調べた結果, 単一塩の溶液では Nacl の0.35および0.85%溶液, 混合塩溶液では Nacl を0.6%, KClを0.5%, CaCl2・2H2Oを0.1%およびMgCl2・6H2O を0.2%含む溶液で生存性が高かった。普通ブイヨンで培養したのち, 上記2種類を塩溶液中に24時間おいた菌と培養直後の菌を, コイとキンギョに腹腔内接種してLD50値を比較した。いずれの塩溶液を用いた場合でも, 飢餓状態においた菌のほうが培養直後の菌よりも明らかに高い病原性を示した。