魚病研究
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新潟県下の養殖ニシキゴイにおけるコイヘルペスウイルス (KHV) および浮腫症ウイルス (CEV) の調査
網田 健次郎大江 貢弘的山 央人山口 典子福田 穎穂
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2002 年 37 巻 4 号 p. 197-198

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抄録

 2001年10月および11月に新潟県内で生産・飼育されていたニシキゴイ0~1年魚205尾について, 鰓, 脳, 腎臓, 脾臓を検査部位として, PCR 法により KHV (205尾)および CEV (「ねむり病」羅患魚35尾)感染の有無を調査した。 KHV はいずれの魚からも検出されず, 現時点で少なくとも新潟県内には KHV は存在しないものと考えられた。 一方, 「ねむり病」羅患魚検体の87.5%から CEV ゲノムが検出され, 「ねむり病」に対する CEV の関与が疑われた。

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© 日本魚病学会
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