魚病研究
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病原細菌接種後のオニテナガエビのフェノールオキシダーゼ活性
Hung-Hung SungYen-Tung HuangLi-Ting Hsiao
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2004 年 39 巻 1 号 p. 1-8

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抄録
 2種類の病原細菌(Lactococcus garvieae 及びAeromonas veronii)接種後のオニテナガエビのフェノールオキシダーゼ(PO)活性の変化を調べた。菌の生死に関係なく, 接種によるPO活性の上昇は, 接種した菌類よりも生菌がPO活性をより早く, 大きく上昇させた。死菌接種により誘導されるPO活性の上昇は, 菌量に関係なくゆるやかであったことから, 死菌はゆるやかな生体防御反応を誘導するバクテリンとして利用できると考えられる。
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© 日本魚病学会
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