日本消化器集団検診学会雑誌
Online ISSN : 2186-7321
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超音波検診における精度向上の戦略
岡庭 信司荻原 毅佐々木 宏子比佐 岳史小山 恒男山田 繁夏川 周介
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キーワード: 超音波検診, 偽陰性癌
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2001 年 39 巻 3 号 p. 231-236

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抄録
悪性腫瘍に対する腹部超音波 (以下US) 検診の精度向上を目的に, 佐久総合病院におけるUS併用人間ドックの現状につき検討した。
その結果, 1) 要精検率は2.5%であり, 39例の悪性腫瘍が発見された (悪性疾患発見率0.092%)。2) USにて腫瘤像を指摘できず, 間接所見を契機に発見された8例 (肝細胞癌5例, 胆管細胞癌1例, 尿管腫瘍1例, 胃癌1例) と, 全く異常を指摘できなかった腎臓癌3例の計11例が偽陰性癌と考えられた。3) 直接所見のみでは感度73.8%, 特異度95.3%, 陽性反応適中度3.8%, 陰性反応適中度99.9%であり, 間接所見を含めることにより感度は92.6%と上昇したが, 特異度や陽性反応的中度は改善しなかった。
以上より, 間接所見陽性者に対する受診勧奨は偽陰性癌の減少に有用であるが, 偽陽性例の減少の為には精査所見および判定基準の見直しが必要と考えられた。
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© 日本消化器がん検診学会
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