東京大学医学部生理学教室
1949 年 16 巻 2 号 p. 52-57,A6
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吉田章信氏の資料を用い,次の樣な二樣の仮定に基いて,人間の思春期以後の身長に関する二つの成長方程式を求めた.1.成長速度は時間に比例して増大するが身長の発育値が一定値に近づくにつれて減少する.2.成長速度は身長発育量に比例して増加するがその発育量が一定値に近づくにつれて弱まる.この二つの微分方程式を解いて得られる諸常数を最小二乘法で決定し,何れも実測値とよく一致するのが見られた.これらの方程式は基準値設定の際に必要になる実測値の平滑化操作の場合に利用することが出來る.
日本健康学会誌
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