抄録
放射性同位元素 (RI) を線源とし, 感光乳剤の臭化銀粒子を検出器として試料内線源の局在を対象構造上に検知する方法をいう.応用範囲は, したがって広範で, 必ずしも生物医学領域に限るものではないが, ここでは生物医学的研究応用についてのみ述べる.また・理論的問題はここでは省略し, もっぱら実際に役立つ技術についてのみ記述する.
ただ一言, 研究者によってはラジオオートグラフィが語源的に正しいとする人もいるが, 放射線医学会ではオートラジオグラフィautoradiographyを用語として用い, また世界的にももっとも普通に用いられているので, ここでも後者を用いないこととする.また, オートラジオグラフィをARGと略称する.