保険学雑誌
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「保険契約法の現代化と保険事業」―平成19年度大会共通論題―
保険契約法現代化の持つ経済学的意味
―告知義務法制をめぐって―
石田 成則
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2007 年 2007 巻 599 号 p. 599_81-599_96

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抄録

本稿は,「保険契約法の現代化」のなかで,告知義務法制のあり方について,経済学の視点から考察したものである。具体的には,現行規律である「オール・オア・ナッシング主義」と「プロ・ラタ主義」を比較検討した。そのうえで,モデル分析とそれに基づく数値分析から,「プロ・ラタ主義」採用における問題点を指摘し,併せて現行規律の改善点に言及した。

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© 2007 日本保険学会
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