抄録
鳥取県日野川水系の24の支流において、釣獲により、計78個体のイワナ属魚類を採集し、その頭部背面の斑紋について、Kawai et al.(2000)で提案された2つの指数を算出することにより、定量的な形状比較を行った。その結果、本水系にはゴギとニッコウイワナが混棲しており、ゴギの分布は西方に偏っているものの、明瞭な分布境界はみられないこと、さらに、斑紋は西部で本流に流入する(道後山塊を源とする)支流では太く短く、東部で流入する(大山山塊を源とする)支流では細く長くなる傾向があることが明らかになった。