昭和医学会雑誌
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P.M.-G.M. S.C.C.電撃療法 (Impastato) に関する研究 (特に痙攣強度と血液所見とよりみたるその意義について)
荒井 正美
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1961 年 21 巻 6 号 p. 755-771

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抄録
1) 1958年D.Impastatoによつて発表された所謂P.M.-G.M.S.C.C.電撃療法に就いて精細な検討を加えた結果, 次の如き数々の興味ある所見を得た.
2) G.M.に先だつP.M.の回数はG.M.による逆行性健忘に覆われる範囲を越えるとS.C.C.による窒息感を想起せしめないという目的には適合しなくなる.
3) 咬筋より誘導したkymogramによつて痙攣強度を記録計測した結果, この方法によるとS.C.C.の使用量が極めて少量であるにかかわらず, 痙攣がその見かけ上の強さに比して甚だ減弱されている事を知つた.
4) この痙攣の減弱は単純電攣と単純P.M.-G.M.電撃, P.M.を行なわないS.C.C.電撃とP.M.-G.M.S.C.C.電撃及びtubocurarine chloride電撃とtubocurarine cholride注射後P.M.-G.M.電撃, この3対の方法を比較する事により, 3つの段階を経て起ることがわかった.
5) 上記の3つの段階とはA: 中枢性の痙攣減弱.B: 運動神経終板におけるS.C.C.特有のblock作用の増強の他に, C: 中枢性に減弱された運動神経内のimpulsの伝導が終板におけるblockによる抵抗を受けて更に弱められることである.
6) この治療法における痙攣減弱の臨床的意義を明らかにする為, 血液所見の変動を検索してこれを単純電撃及び他の各種の中枢性並びに末梢性痙攣減弱による電撃療法のmodificationの所見と比較検討した.
7) 以上の研究成績を通じて, この方法が創案者自身の当初に意図したところを遙かに越えて多くの長所を持ち臨床的に甚だ秀れた治療法である事を明らかにした.
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