2017 年 55Annual 巻 4AM-Abstract 号 p. 271
本研究では,濃度輸送を考慮したFDM法と凝集を考慮したDPD法の統合した方法を提案するものである.計算対象は,これまでに血栓の可視化を行ったオリフィス形状であり,計算は流れ場を用いて,化学種の濃度場を輸送方程式から計算する.これとDPD法を凝集の部分に適用し,結びつけることを行う.このDPDを導入することで凝集した活性化した血小板の数を評価できた.壁面での付着を確率を用いることで,壁面での凝集した活性化された血小板の数も得ることができた.これらの数とこれまでの実験の血栓生成率との比較を行った.