2020 年 Annual58 巻 Abstract 号 p. 126
膵癌腫瘍の成長とミクロな解剖構造の関係を表現するモデルを構築する。いずれもKPCマウスの医用画像より構築する。前者の腫瘍の成長については時系列の全身MRI画像より構築する。後者のミクロな解剖構造については、腫瘍の3次元病理顕微鏡画像より構築する。腫瘍の病理顕微鏡画像の3次元化のために、まず腫瘍の標本を連続的に薄切し、すべての病理顕微鏡画像を取得し、次にそれら画像を積み重ねる。我々は(1)時系列MRI画像より対象の時間変化を正確に記述することと、(2)積み重ねた病理画像より滑らかな3次元画像を構築することと、(3)MRI画像中の腫瘍と3次元病理画像の対応付けをすることのそれぞれのために、新たな非剛体位置合わせ法を開発した。