2022 年 Annual60 巻 Abstract 号 p. 85_2
本発表では医療機器メーカーやヘルスケア関連企業へのマッチング活動、学内の産学連携部署との取り組みなどの実例を紹介する。発表者は、在宅健康管理に関する研究に従事しており、生活習慣病に起因する動脈硬化の予防および疾患の早期発見に関して、低拘束な計測デバイスによる課題解決を試みている。医療機器開発及びヘルスケア機器開発において、産業界との連携は不可欠と考えられる。しかしながら若手研究者は企業との連携関係を築く機会を得がたく、自身の研究シーズを機器開発へ展開する際に困難が生じる。本学での研究シーズと産業界のニーズとのマッチングに関する取り組みを紹介するとともに、産学連携マッチングイベントへ出展した「立位における低拘束な血行動態評価システムの開発」および「在宅健康管理に向けた無意識生体情報モニタリング」について、実体験を踏まえて紹介する。