2022 年 Annual60 巻 Abstract 号 p. 91_1
胃体積測定の手法として電気インピーダンストモグラフィー法(EIT法)を使用することを提案した。今回、4人の健康な被験者についてEIT法による胃測定実験を行った。人体実験においては、液体食料を用意し、飲用前と、飲用後にEIT測定を実施した。この実験条件間で、食事前後の導電率分布変化をEIT法により可視化することを試みた。実験の結果として、食事前後の導電率分布の変化平均<σ>=0.197Ωを得た。飲用前に比べて飲用後は導電率が上昇した。画像再構成領域全体に占める導電率変化の発生した領域の体積割合V=12.17%を得た。飲用前に比べて飲用後に体積が増大したことを測定できたと言える。千葉大学工学研究院生命倫理審査委員会令和2年 承認番号29-13「生体内組織の電気的測定法による定量化研究」この研究は日本学術振興会、JSPS外国人特別研究員制度により支援されています。