2023 年 Annual61 巻 Abstract 号 p. 147_2
近年超⾼齢化社会である我国おいて、平均寿命よりも健康な⽣活を送るという“健康寿命”への注⽬が⾼まっている。健康寿命向上には筋⾻格系疾患への対策は必須であり、その代表的な疾患に変形性股関節症がある。これは、⾻盤の寛⾻⾅辺縁にある関節唇の損傷がその原因の1つであることが最近になってわかってきた。本発表では病態の解明が不⼗分なこの股関節唇に対して、新規に独⾃開発した⼒学センサ機器、プロビング・センサ-(有限会社たくみ)を用いて、どこまで明らかにすることができたのかについて報告する。