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MRIワンブレス・スキャン
畑中 雅彦朝比 奈清敬
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1987 年 1 巻 3 号 p. 208-211

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抄録
MRIは, 腹部領域では撮影に数分から数十分かかるため, 呼吸運動などによってアーチファクトを生じやすく, 臨床応用の障害となっている. 撮影時間が長くなる主な原囚は, 毎回MR信号を収集した後でT1緩和による被験体のスピン系の回復を待つ必要があることと, 得られる信号のS-N比が低いため信号加算処理が必要なことである. 本稿では, 高感度RF受信コイルの開発とパルスシーケンスの改良により, 1呼吸期間 (one-breath) 内に撮影を終了させる手法について述べる.
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© 日本生体医工学会
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