抄録
昨今の計算機能力の飛躍的向上により、様々な分野でCFD解析を用いたCAEが一般化してきたが、近年V&Vにより計算手法がオープンであることが求められ、さらにメニーコア化した通常の計算機やクラウドにおける並列計算による計算時間の高速化のニーズから、オープンソースでありライセンスフリーなCFD解析コードであるOpenFOAM[○!R]の使用が企業のCFD解析業務においても急速に増えつつある。本報ではOpenFOAMの概要や歴史を簡単に述べたのち、OpenFOAMやコミュニティにまつわる現状を概説する。