計算力学講演会講演論文集
Online ISSN : 2424-2799
セッションID: F303
会議情報
F303 Salome-Meca活用研究会報告
辰岡 正樹徳田 明彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

NPO法人CAE懇話会では、企業におけるCAEの普及活動を継続して行っている.オープンソースCAEの活用は、企業においてCAEの普及を検討する場合に必須のものとなっている.オープンソースであるので、ソフトウェアの導入費用は、無償ではあるが、企業の中で使っていくためには、多くの解決すべき課題があるオープンソースCAEについては、精力的に活動を続けている多くの技術者がいる彼らの多くはボランティア的な色合いが濃いが、Salome-Meca活用研究会は、そのような技術者が参画し、情報共有を進め、企業のなかでオープンソースCAEを活用するための検討・討議をする場を作っている対象は、構造解析分野となるが、流体解析分野におけるオープンソースCAEで最も広く使われているOpenFOAMに比べ、構造解析分野のオープンソースCAEの利用は、数年間遅れていると言われている.本発表では、活動を始めて3年目に入るSalome-Meca活用研究会のいままでの活動全般を報告する.さらに、同研究会の中でも企業のCAEユーザーにとって関心の高い非線形問題、特に超弾性材料の接触・摩擦問題にオープンCAEであるSalome-Mecaを適用した報告をする.

著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top