主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 第29回 計算力学講演会
開催日: 2016/09/22 - 2016/09/24
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震での津波による防波堤の崩壊要因の主因として,越流波による防波堤背面でのマウンドの洗掘が考えられている.洗掘後の水の流れは浮遊する土粒子も含んだ固液混相流となり,洗掘後の土粒子は沈降し堆積する.そのため流体の解析には自由表面流に加え,浸透流にも対応したAkbari1)によって提案された統一方程式を流体の支配方程式に採用し,また固体にはその統一方程式から得られる相互作用力を与えることによって流体と固体の連成としている.本研究では以上の概念に基づき,流体はISPH法,固体はDEMによって解析を行うSPH-DEM連成解析手法の提案を行なう.