主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 日本機械学会 関西支部第96期定時総会講演会
開催日: 2021/03/17 - 2021/03/18
環境負荷の低減に留意して蒸気圧縮式空調システムに非共沸混合冷媒を用いる場合には,熱交換器で非等温凝縮・蒸発が生じることで空調能力や成績係数が低下する.そこで本研究では,運転条件の最適化計算と定常サイクルシミュレーションを組み合わせることで,与条件とする全空調負荷とその内の潜熱負荷を満たした上で消費電力が最小となる最適運転条件の探索手法を構築した.適用事例において,圧縮機吸入圧力を一定として断続運転を行う従来運転手法との比較を行い,探索した最適運転条件の方が消費電力を削減できることを明らかにした.