関西支部講演会講演論文集
Online ISSN : 2424-2756
セッションID: 30406
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後ろ向きステップ流れの数値解析
(ステップ高さの影響)
*宋 暁丹井口 悠人原 峻平稲岡 恭二
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録

本研究では,後ろ向きステップ流れのステップ高さを変更し,下壁面の再付着特性,並びに熱伝達特性に及ぼす影響を数値解析により調査した.入口高さ,入口速度を一定とし,流路拡大率は2.0-11.0の範囲で非定常数値解析を行った.その結果,図1に示すように,流路拡大率6.0以上で流動現象が変わり,流路拡大率5.0以下のバックステップ流れとは異なる特徴を呈すことが分かった.この流れ現象に対応してヌッセルト数分布は図2に示すようになり,ステップ直後に一旦単調に増加し,ピーク値が現れ,その下流で最大値を持つ分布になった.また,最大ヌッセルト数は流路拡大率の増加と共に,一旦拡大率3.0で増加するものの,その後は単調に減少することが分かった.

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© 2022 一般社団法人 日本機械学会
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