会議名: 日本機械学会 関西支部第97期定時総会講演会
開催日: 2022/03/16 - 2022/03/17
本研究では,後ろ向きステップ流れのステップ高さを変更し,下壁面の再付着特性,並びに熱伝達特性に及ぼす影響を数値解析により調査した.入口高さ,入口速度を一定とし,流路拡大率は2.0-11.0の範囲で非定常数値解析を行った.その結果,図1に示すように,流路拡大率6.0以上で流動現象が変わり,流路拡大率5.0以下のバックステップ流れとは異なる特徴を呈すことが分かった.この流れ現象に対応してヌッセルト数分布は図2に示すようになり,ステップ直後に一旦単調に増加し,ピーク値が現れ,その下流で最大値を持つ分布になった.また,最大ヌッセルト数は流路拡大率の増加と共に,一旦拡大率3.0で増加するものの,その後は単調に減少することが分かった.