主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 日本機械学会 関西支部第100期定時総会講演会
開催日: 2025/03/19 - 2025/03/20
3種類(ストレート,段付き,テーパ)のノズル形状について,ガス燃料噴射弁から噴射された噴流をシュリーレン法により可視化した.噴孔出口からの疑似衝撃波長さはストレートノズルに比べ段付きノズルでは短くなる.また,段付きの噴射圧0.75MPaでは,噴孔近傍の衝撃波は定在せず下流に移動する.噴流の拡がり角については,ストレートノズルとテーパノズルでは噴射圧の増加に対して大きな変化は見られないが,段付きノズルでは噴射圧0.5から0.75MPaへの増大に伴い拡がり角は増大する.段付きノズルでは,噴射圧の増加に対する到達距離は拡がり角増加と相殺してほとんど変わらない.ガス種については,到達距離は水素が最も長く,次にヘリウムでメタンと窒素の差は小さく最も短い.