九州帝國大学工学部:九州帝國大学工学部材料強弱学教室
1933 年 36 巻 191 号 p. 188-194
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本論文は弓形断面を有する棒の捩りに關する問題の解答である。著者は先づ一つの複素平面上に於ける弓形断面を他の複素平面上にて虚軸の方向に無限長を有する帯に寫像し、棒断面の變形を示すその共扼函數を該平面上に於ける定積分の形にて求め、それより應力竝に捩りの偶力を求めた。其の結果最大應力は弓形の弦の中央に於て起る事を確めた。尚附録として本文の基礎となる定積分をCauchyの積分定理を應用して求め、それより本文に必要なる定積分の大部分を導いてゐる。
日本機械学会誌
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