GS0406 Oリング用ゴム材料の機械的性質に及ぼす高圧水素ガス曝露の影響(GS04-02 環境強度・腐食2,GS04 環境強度・腐食)

中尾 匡利; 藤原 広匡; 山辺 純一郎; 西村 伸

doi:10.1299/jsmemm.2008._GS0406-1_

抄録

圧力10MPaおよび100MPaの高圧水素ガス中でゴム材料を曝露後,室温・大気中での放置時間を変えて引張試験をおこなった.圧力10MPaでの水素曝露では破断強度の低下は認められなかったが,圧力100MPaの水素曝露では破断強度が未曝露材の1/2程度になった.圧力100MPaの水素曝露では,ゴム組織中への水素侵入による試験片の膨潤量が圧力10MPaと比べて著しく大きく,水素曝露による試験片の膨潤が破断強度低下の主原因と考えられる.

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