M&M材料力学カンファレンス
Online ISSN : 2424-2845
セッションID: OS0422
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OS0422 界面転位網形成過程の離散転位動力学シミュレーション(原子スケールモデリングとナノ・マイクロ実験力学(2))
小西 正彰屋代 如月冨田 佳宏
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抄録
界面転位網の形成過程を離散転位動力学シミュレーションによって明らかにするために,γ/γ'界面をすべり面とする条件を導入し,γ'相の(001)界面および(010)界面上での転位挙動に関するシミュレーションを行った.(001)界面上では,バーガースベクトルが[1^^-01^^-]と[01^^-1^^-]の2本の転位線により,バーガースベクトルが[11^^-0]で転位線方向が[010]のジャンクションを形成し,六角形状の転位網組織が観察されたが,その後界面上を移動し安定に存在しえなかった.一方,(010)界面に堆積した転位は,大きく運動することなく停滞した.
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© 2008 一般社団法人 日本機械学会
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