M&M材料力学カンファレンス
Online ISSN : 2424-2845
セッションID: OS1423
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OS1423 木材の見かけの繊維方向熱膨張係数への年輪内傾斜構造の影響(弾性数理解析を用いた材料特性の理解への取り組み(2),オーガナイズドセッション)
小畑 良洋
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抄録

木材の熱膨張係数は大きな異方性を持ち,繊維方向熱膨張係数は半径方向や円周方向の熱膨張係数に比べて一桁小さい。この材料特性を理解するために,年輪内の傾斜構造により隣り合う層の物性値が異なり,自由伸びが拘束されると仮定した。本問題を解くために,IDO法で用いられる格子点を用いた差分法での数値計算的な解析を試みた。通常,一年輪内を早材と晩材の二層材料として取り扱われるスギやヒノキを対象とし,その傾斜性をローレンツ型関数で近似して計算が行われた。

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© 2008 一般社団法人 日本機械学会
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